フィルムは日常のありふれた景色を撮影するモノでありたい。
デジタルは1度しかおとずれない機会を逃さないように撮影したい。
すっかり好きになったフィルムカメラですがデジタルとの使い分けはどうするのかと考えてみました。
デジタル、フィルムの面白さを感じたい
どちらも使ってみてそれぞれの失敗に関する考え方の違いを感じました。
フィルムは失敗を許せてしまう、デジタルは失敗をやり直すことができる。
フィルムカメラは失敗をしてもなんとなくそれが味のある写りに見えてきますがデジタルの失敗はその解像度の高さからも明らかな失敗に見えて撮り直したくなります。
デジタルカメラはその撮り直しができますがフィルムカメラはどんな写真が撮れているのか分からないので撮り直そうと思うことがほとんどありません。
そういう特性を踏まえてフィルム、デジタル両方の使い方について考えました。
旅行や非日常はデジタルがいい

旅行は非日常を楽しむエンタメだと思います。
海外旅行ともなればいつもと違う世界を旅することを楽しむことになるかと思います。
そのなかなか訪れない瞬間を撮影する際にデジタルの撮った写真をその場で確認できる、撮り直しができるという特性がことのほか有効なのかなと思います。
また例えば結婚式のブライダルフォトなんかを撮影する際もデジタルの撮影枚数を気にしないで撮影ができることが有効だと思います。
そのためぼくの中でのデジタルカメラは非日常を写すカメラのような立ち位置。
とはいえ旅先にもフィルムカメラを持ち込めばその特徴的な写りでその場面を切り取れる楽しさもありそうですが。
ともあれデジタルカメラは失敗できない場面にこそ強いと思いました。
普段、日常はフィルムがいい

フィルムカメラの写りは個人的に記憶の色なんじゃないかと思っています。
家族との思い出を思い返す時の色はフィルムカメラのような色。
そのため日常を写すことにこそフィルムカメラを使っていって記憶の色で写真を残していきたい。
失敗もおぼえている風景はそんな感じにぶれていたりするのかも。
だから許せるのかな。
味に感じるのはそういう記憶している懐かしいような感覚があるからなのかなと思いました。
ぼくは基本的に子どもの写真はフィルムで撮りたいタイプ。
この子が大きくなった時に見るのはフィルムカメラの写りであって欲しい。
とはいえデジタルでも撮影してキレイな一枚を残していますのでフィルムのみを使うといったことはないです。
フィルムを中心にした思い出の残し方を考えていけたらなと思っています。
ツーリングにはどちらがいいか

結論「どちらも持って行く」だと思っています。
理由はフィルムの軽快さもデジタルの自由さもどちらもツーリングにはあっていいから。
とはいえフィルムカメラを持って行くのはTC-1が軽量なのでできることではありますね。
もし今後フィルムカメラを一眼にしたとしたら荷物が多くそして重たくなってしまってツーリングには向かないと思います。
どちらか一方を選択することになるのであればデジタルカメラを持っていくことを選択するでしょう。
フィルムカメラの場合フィルムの枚数しか撮影できないので何本もフィルムを持っていったとしても限界があるため、そこはデジタルのSDカードに記録しておけてその気になれば外付けのSSDなどにデータを移すことができる部分が有利。
とはいえTC-1を持っている限りはフィルムカメラを同時に持ち運んでも制限はかかりませんし、ツーリングでもフィルムの味のある写真を残し続けられると思っています。
どちらのカメラも好きだから結局どちらも使ってしまう

日常はフィルム、非日常はデジタルと分けて考えてはいますが結局どちらを使うのも好きなのでどちらも使っています。
住み分けができているかと言われると微妙なところですね。
どちらも撮影していて楽しいですからね〜、選べませんね。
デジタルだと最近手に入れたX100Vが最高に楽しいカメラですし、フィルムはTC-1が使いやすくてどこにでも持っていきたい感じです。
日常も非日常も楽しく撮りながら過ごすことができたらこれに勝る楽しさはありませんね。
カメラは楽しいですよ〜。