こんにちは、iPad Pro用Magic Keyboard早速届きました。
正直なところ発表された時からこれはiPadに本当に必要なのだろうかと思っていましたが、5月発売が前倒しになって発売された瞬間にポチっていました。

iPad Pro用Magic Keyboardについてのファーストインプレッションを書いています。
購入することをおすすめする人、ちょっとよく考えてから購入して欲しい人についても書きました。
Pad Pro用Magic Keyboard購入!→かなり尖ったモノなので人を選ぶ
iPad Pro用Magic Keyboardをおすすめ出来る人は以下の通り
- iPadに依存している人
- 新しいモノが好きな人
- 自宅でiPadとMacBookのいいところを両方を味わいたい人

ぼくはiPadオタクなのでiPadに依存しています。
そのためこんな面白そうなモノを見逃すわけにはいかないと思って購入しました。
結果的に良い面、イマイチに感じる面がわかったので、大満足です。

この条件に当てはまらない人はよく考えた上で購入を検討してください。
おそらく必要ありません。
理由は価格と重量が気になる事、それにApple Pencilの使用が実質不可能になるためです。
まず価格についてですが、やはり4万円を超えるモノとしては不満が残るように感じます。
ケースにキーボードとトラックパッドがついて4万円は高い。
1万円であれば無条件に買っておいて損はないモノになるでしょうが。
Apple Pencilの使用が実質不可能などの条件を考慮すると1万円くらいでもいかなぁと思ったりします。
重量はやはり想像通り重たいです。
誤差もあるでしょうが、12.9インチのMagic Keyboardで700g程度。
本体重量と合わせると1.34kgになります。
MacBook Airよりも重たくなってしまうので、持ち運び重量を重視する人には有り得ない選択肢になることでしょう。
Apple Pencilに関しては購入前からわかっていたことですが、実質使用できる状態にありません。
角度調整機構の具合によってはもしかすると使いやすい角度に持っていけるかもしれないと期待しましたが、届いたモノをみてApple Pencilの使いやすい状態にはできないことが判明しました。
詳しくみていきます。
iPad用Magic Keyboard
ぼくが購入したのはiPad Pro 12.9インチ用Magic Keyboard。
価格は税込4万1580円とかなり強気な価格設定。
正直なところキーボードとトラックパッドのついたカバーにホイホイ出せる金額ではないように思います。
Magic Keyboardはsmart keyboard folio同様iPad Proから電源を取るため充電や電池などは不要なので、気軽に使用できます。
充電の管理などかなり面倒に感じるため、サッと装着して即使用できるので、ストレスフリーな使用感。
かなり良いです。
また、カバーにUSB-Cポートがついたため、充電しつつ本体のポートでアクセサリーなどの使用が可能になりました。
カバーのポートは充電のみ可能なので、そこからデータにアクセスすることはできません。
ここは本体のUSB-Cポートがあるため充電専用と割り切ればいいのかなと思います。
smart keyboard folioとの違いは
smart keyboard folioとの違いは3点。
- トラックパッドがついた
- シザー構造のキーボードになった
- 充電ポートが追加された

他にもiPad Proが宙に浮いているなどの違いはあるものの、大きな違いに感じるのはこの3点だと思います。
smart keyboard folioが keyboardのついたカバーであるならMagic Keyboardはそれよりも一歩進んだiPadをPCのように使う人に向けたカバーになった感じ。
iPadをパソコンとして使用したい人にはたまらないモノだと思います。
いるのかなそんな人。
今はいないかもしれませんが、なんとなく今後iPadがPC的になっていくようなそんな未来をほのかに感じさせるMagic Keyboard。
OSはもちろんですが、今後のアプリにも注目していく必要がありそうです。
短時間ですが触ったファーストインプレッション
4月20日に届いてまだ短時間しか使用できていませんが、感じたことを書いていきます。
短時間しか使用できていないのですが、人を選ぶなぁというのはヒシヒシと伝わるモノですね。
シザー構造のキーボードは打ちやすい

キーボードはMacBookシリーズ同様シザー構造を採用しているためかなり打ちやすい印象を受けます。
smart keyboard folioはフニフニしたキーボードだっただけにかなり使いやすくなりました。
MacBookを使っているような感覚になります。
バックライトが点灯するようになりましたが、ビカビカ光るような感じでなく優しく手元を照らすような感じなので、就寝前や暗い場所での作業の際にはかなり助かると思います。
トラックパッドの使用感は良好

本体と有線接続なので、トラックパッドの感度がかなり優秀です。
遅延は全く感じられませんし、見た目小さなトラックパッドですが問題なく使うことができます。
使用できる領域が小さいと結局不便で別途マウスが必要になったりすることがありますが、その心配はなさそうです。
操作性もいいですし、少し前に購入したMagic Trackpad2と比べても遜色ないくらいです。
Magic Trackpadの方が柔らかいクリック感なので違いが全くないわけではありませんが好みの差くらいだと思います。
角度調整は意外と角度がつかない
角度調整は期待していた機構でしたが、期待ほどの調整幅はありません。
無段階に調整ができたらもしかしてApple Pencilの使いやすい角度があったかもしれません。
ですが、PCとして使用することを考えれば悪くない角度ですので、本来の使用用途として考えれば問題ないです。
けっこう重たい本体重量
本体重量は約700g。
iPad本体と合わせて約1.34kg。
正直なところ重たいです。
MacBook Airと比較しても重くなるので、PCとしての機能を期待する人はMacBook Airを買った方が幸せになれるかもしれません。
ただ1.34kg、ノートパソコンとしてみるとそこまで重い部類ではないように思います。
問題はiPadとPCがまだまだ別の端末であることにも関わらずPCの重さを超えたことなのだろうと推測しました。
Magic keyboardを装着したiPadをPCと見なせば軽い部類、iPadと見なせば重たいとなるわけですね。
iPadがもっともっとPCのできる領域に踏み込んでいけば重い印象もなくなるでしょう。
そうなるとiPadが1台で2役こなせるすごい端末になるんだけどな〜。
なってくれると良いですね。
Apple Pencilは実質使用不可能

角度調整機構があったとしてもApple Pencilの使用は実質不可能でしょう。
フローティングでiPadが宙に浮いていますので、そもそも見た目からして使えないことはわかっていたというか。
残念に思わなくもないですが、Apple Pencilの使用を捨てることで目指すのはPCなのだろうなと感じます。
ノートパソコンを液タブとして使用することはないことを考えれば、Magic Keyboardを装着したiPadでApple Pencilが使えないことも自然なことでしょう。
今はまだまだそうなってはいませんが、Magic Keyboardを装着したiPadはPCとして使えるようにしていく意思をほのかに感じます。
そうなればもっと面白そうだなぁ。
実際に触ってみた感想
短時間触った感想は尖ったモノだなということ。
自宅での使用に関しては良いモノです。
膝の上に乗せて使ったりする分には角度調整があるため使いやすいです。
就寝前にちょっと作業するとか、ちょっと遊んでみるとかには良いと思います。
自宅のスタンドとしても優秀なので、PCデスクで充電スタンド的に使うのも良いかもしれません。
4万円の充電スタンド。
持ち運びにはその重量が気になるところです。
現在PCを持ち歩いている人からすると同じくらいの重量かもしれませんが、できることに差があるため持ち運び端末を入れ替える意味はないでしょう。
総合して感じるのは便利に使う人をかなり選びため、おおよその人にとっては急いで購入する必要はないはずということ。
OSのアップデートやアプリの開発を待ちつつ便利に使える未来が来た頃に検討しても良いのではないでしょうか。
急ぐことはないはずですよ。
全ての人におすすめするのは難しいですが、ぼく個人としてはかなり気に入りました。
現在PCでの作業はほぼしていないので、iPadをPCのように使えるようになるこのMagic Keyboardはアリだなと思います。

シザー構造のキーボードもいいのですが、やはりここぞの文字入力はHHKBでやりたいと思って、MacBookでたまに見かけるこのスタイルも試してみたところ、できることを確認しました。
もはやMagic Keyboardである必要がなくなっていますが。
もっともっと使ってみてどう感じるのか、楽しみながら検証して行きたいと思います。