LeicaM6 TTL + Summarit 50mm/F2.5レビュー。作例や使い勝手を紹介

フィルムカメラにハマって以来、もっとたくさんの写真を撮りたくて購入したLeica M6 TTL。購入してから撮影したネガの数も、気づけばあっという間にたくさんの数になっていました。

M型ライカを使うのは初めてで、レンジファインダーも初めて。そのためまずはレンジファインダーに慣れる事から始まりました。ここまで撮影することが楽しく、また手間がかかるカメラはなかなか無いものだと思います。 手間暇を書けた写真が素晴らしいモノだったときは感動します。

ぼく自身は全くLeicaというブランドやその歴史に詳しいわけではなく、カメラ本体のかっこよさに惹かれて購入を決めたような感じ。それでもこのカメラの持っている魅力は使うほどに引き込まれるようなそんな印象です。

フィルムカメラとはいえ、まだまだ人気があり、魅力あふれるM6 TTL。実際に使ってみて感じたこと、、使い勝手などをレビューします。実際にぼくが撮影した作例も掲載しています。

Leaica M6 TTL + Summarit 50mm/F2.5

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ぼくが購入したのはLeica M6 TTL。1998年から2003年にかけて発売されたフィルムカメラです。Leica M6がストロボ撮影時にTTL自動調光ができるようになったモデル。

基本的にLeica M6をそのまま継承しているため作りなどは全く同じ。そのためLeica M6同様に露出計以外の機構は機械式になっています。その露出計も電池での駆動のため、仮に露出計を使用しないのであれば、電池なしでも撮影することが可能なカメラです。

普段デジタルカメラを触っているため、バッテリーなしで駆動するカメラというのはピンと来ない部分もありますが、そこがまたこのカメラの魅力かなと思います。

本体デザインはM型ライカであることがひと目で分かるような作り。赤色のLeicaロゴは不要という人もいると聞きますが、個人的にはブラックボディの中にアクセントになっていてとてもカッコいいと思います。

最新機種であるLeica M10シリーズも同じデザインの採用していて、長い時間が経ったとしても不変のデザインなのだと思いました。そしてそれこそがLeicaの魅力の1つだと。ぼく自身ライカの歴史は分かりませんが、このデザインが好きで購入を決めたようなものです。

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DSC00405 レンズは新しく購入したSummarit 50mm/F2.5。ライカレンズの中では比較的購入しやすい価格帯であり、かつ50mmという非常に使いやすい距離のレンズです。 安価なレンズと言っても写りは間違いなくライカの写りだと思いますし、使っていて非常に気持ちのいいレンズ。特に絞りダイヤルのクリック感については秀逸の一言です。

Leica M6のファインダーの性能もよく、フォーカスが非常に合わせやすくなっています。さらにコンパクトなそのレンズボディが扱いやすく、どんな鞄にでもいれておけるのは魅力的だと思います。

何よりライカのカメラにはライカのレンズが最高にかっこいい。

Leica M6 TTLを選んだ理由

DSC00414Leica M6 TTLを購入することを決めたのは2つの理由から。「露出計が内蔵されている事」、「機械式のシャッターを搭載している事」。

特に露出感が養われていないぼくにとって露出計内蔵は必須機能。

機械式シャッターも電子式シャッターと比較すると修理が容易で、長く使うことが可能なところがいいと思いましたし、機械の力で電気的な力を使用せずにカメラを扱うことができるのはロマンだなと思いました。

TTL自動調光機能については、使用する予定はなかったのですが、後でなくて後悔するよりも最初からついているモデルにしたほうが良いかなくらいの感覚で選びました。

露出計の使いやすさ

デジタルカメラであれば露出のことを考えなくても画面上で表示されていますので、特に露出感覚を身に着けていなくても困ることはありません。そのような環境でずっと写真を撮影してきましたので、露出を感覚だけで合わせることは難しいです。カメラに露出計が内蔵されていることがカメラを選ぶ上で重要になってくる部分です。

フィルムカメラ、それもライカで露出計が内蔵されているのはM5,M6,M7の3つのモデル。その中でデザインや他の機能を考えるとM6が最も自分にあっていると思いました。

機械式シャッターは長く使える

DSC00419 M6に決めた大きな決め手の一つがM6が機械式シャッターになっていること。M5も機械式ですが、露出計の機構が古いため、故障のリスクが高いらしいので選択肢から外れました。デザイン的にもちょっとライカらしさが感じられなかったのもあります。

M7に関してはシャッターが電子式に変更されていることが気になりました。電子式シャッターは便利で使いやすいのですが、修理を行うのは不安を感じる部分があるらしく、そうなのであれば少しでも長く使えるであろう機械式シャッターを使用しているM6に決めました。

それに電気に頼らない、機械だけで動くカメラって面白くないでしょうか。バッテリーを使用するカメラばかりを使用してきたからでしょうか。機械式シャッターにすごく憧れを感じました。

そうしてM6を購入することを決め、いいモノを探しているときにM6 TTLを見つけてすぐに購入することにしました。

ライカのフィルムカメラ Leica M6 TTLレビュー

DSC00396 Leica M6 TTLを実際に使ってみて感じた事をレビューしたいと思います。ファーストロールよりも今のフィルムの方がLeica M6 TTLが手に馴染んできていることを感じます。自分の道具になっていっている感覚を感じられる、そんなカメラじゃないかと思います。

本体デザインのカッコよさ

DSC00394 本体のデザインがとても美しく、小さなボディは軽いように見えますが、実際に持ってみると意外とずっしりとした重さを感じます。グリップのない本体でグリップ部分が無いのですが、持ちやすいです。

重さもちょうどいい感じなので、どんどん手に馴染んでいく感覚を楽しめます。

先程も書きましたが、前面の赤いLeicaロゴは不要という方がいるそうなのですが、黒いボディに赤いロゴがコントラストが効いているので好きです。
カッコいいと思うけどなぁ。

鮮明なファインダー

DSC00485 Leica M6のファインダーは非常に鮮明で見やすいです。レンジファインダー機であるLeica M6は二重像を合わせることでピントを合わせるのですが、これが非常にやりやすい

Leica M6はモデルによってファインダー倍率が違うモデルが存在します。0.58倍、0.72倍、0.85倍の3モデル。倍率が低いほどファインダー内の表示が広角よりになり、高い倍率ほど望遠寄りになります。

今回選択したのは0.72倍のモデル。0.72倍はほぼすべての距離をカバーしているので、どんなレンズを使用しても困るが無いだろうと思って選択しました。広角が好きとか、望遠が好きといったような好みがあるのであれば、自分の使いたいレンズの距離によって倍率を選択することをおすすめします

正確な露出計を使いこなす

Lieca M6に内蔵されている露出計は中央スポット測光。中央スポット測光とはファインダー中央の明るさを測光するタイプになります。そのため一癖ある印象。中央とそれ以外の明るさに差があると白飛びや黒つぶれすることもあるので注意が必要。ただ、そういう機構になっていると理解していれば全く問題ありません。

測光精度はかなり正確で実用するに十分。また、中央測光なので、周りをササッと測光してしまうことも容易なため、そういった部分も実用に即しています。

露出計はシャッター半押しでファインダーの下に露出状況が三角と丸で表示されます。中央に●が点灯している時が適正露出、左の▶が点灯しているときはアンダー、右の◀は露出オーバーを意味しています。

右の◀と●が表示されている時は一段オーバーという表示もされるため、5段階の露出を表示してくれます。自分の狙った露出を出せるので、非常に使いやすいです。

操作はシンプルかつ扱いやすい

機械式のシャッターを搭載したLeica M6は操作がシンプルかつ直感的になっています。

DSC00479ISOは背面のダイヤルを各フィルムのISOと同じ数値に設定してしまえば、シャッタースピードダイヤルと、レンズの絞り、フォーカスリング、そしてシャッターボタン、巻き上げレバーの操作だけです。

レンズの絞りリングのクリック感がたまらなく良いですので、操作していて楽しい。
クリクリと操作できるので気分が高揚してきます。

シャッタースピードのダイヤルについては、初めこんなところだと操作しにくいだろうなと思いましたが、慣れてくるとこの位置にあるのが最も操作しやすいのだなと気付きました。ファインダーを除きながらでも操作しやすいところにあるので、露出計を見ながら調整することも可能です。

巻き上げレバーが次々に撮影する意欲をもたらす

DSC00482 Leica M6を選んだ理由に巻き上げレバーがついていることもあります。フィルムカメラならではのこのフィルムの巻き上げ作業ですが、自動でやってくれるタイプのフィルムカメラも存在します。

以前使用していたMinolta TC–1は自動で巻き上げをやってくれるタイプ。

一方Leica M6は手動巻きのため1枚撮影するごとに巻き上げが必要です。巻き上げることで次のシャッターを切るスプリングを同時に操作する状態。この巻き上げ作業がフィルムカメラを操作している感覚を高めてくれます。

特にこのLeica M6についているレバーは適度に重く、そしてなめらかに巻き上げをすることが可能。レバー自体も可倒式で指に吸い付くような感覚で操作することができます。

シャッタースピードは1/1000まで

シャッタースピードは最速1/1000まで。デジタルカメラで撮影している人からすると遅すぎるような感覚になるかもしれませんね。ぼく自身もまだ難しいスピードだなと感じます。

特にISO400のフィルムを装填していて晴天の明るい日中ともなれば、かなり絞り込まないと撮影することができません。背景をぼかして撮影したい瞬間にぼかすことができないのは悔しいモノです。

とはいえフィルムカメラとはそうういうものだ、と割り切ってしまうことも大切かなと思います。その日使うフィルムを吟味する楽しみがあると思えば、そこまで苦労する部分ではないと思います。

ただ、この1/1000というシャッタースピードについてはちょっと注意する点があります。Leica M6全体に言えることなのか、はたまたこの個体の特性なのかは分かりませんが、まれに写真にむらができることがあります。うまく1/1000シャッターが切れていないような感じ。

写真をよく見てみると片側が暗く映ることがあります。そういった写真を撮影したシーンを思い返すと1/1000シャッターを切っている時。うまくシャッターが切れていないのかもしれません。

ネット検索する限り、同じ事を書いている記事を見つけましたので、Leica M6全体に言える症状だと思います。ぼくは1/1000シャッターを半ばギャンブル的に使用していて、うまくいってたら儲けものくらいの感覚で使うようになりました。

フィルム装填は慣れが必要、最初の1枚は捨てる覚悟で

DSC00481Leica M6のフィルム装填はちょっと慣れが必要です。Minolta TC–1は自動で装填してくれたので失敗することはありませんでしたが、Leica M6は手動装填でちょっと癖があります。それはフィルム装填の際、フィルムを引き出しすぎて1枚目が感光してしまうことがあること。

ようやく慣れてきましたが、油断するとやってしまいがち。
DSC00480 コツを掴めば問題ないようなのですが、今はまだ最初の1枚目は捨てる覚悟で撮影しています。早くコツを掴みたいところ。

Leica M6 TTLで撮影した作例

DSC00408 ここからはぼくがLeica M6 TTL + Summarit 50mm/F2.5で撮影した写真をいくつか紹介します。

Sumarit 50mm/F2.5で撮影した作例

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28490031 Leica M6と合わせる最初のライカレンズとして選んだSummarit 50mm/F2.5。コンパクトなレンズで常にLeica M6につけて運用をしています。

撮影したい気持ちに応えてくれるカメラ

DSC00483 今まで何が優れていてここまで価格が高くなっているのか全く理解できず、遠巻きに見ていたカメラであるLeica。実際に使ってみた感想は、人間らしいカメラだなということ。お金持ちが持つカメラというイメージから、人間らしくて使っているうちに手に馴染んでいく、革製品のようなカメラというイメージに変わっていきました。

上質な操作性に加えて、そのデザイン、実用的な露出計などの機構によってLeica M6 TTLは写真を撮るという気持ちを高め、そして応えてくれるカメラだなと感じました。

使うほどに高まる写真を撮りたいという気持ちとともにLeica M6 TTLとたくさんの写真を撮っていこうと思います。

 

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